ちなみにもちろん俺は辻原君の隣に座った。
大丈夫だよ、辻原君!
例え生徒会が友達とは呼べない関係でも、俺が友達になってあげるからね!
…という気持ちで。
その思いが通じたのかこっちを見た辻原君と目があい、爽やかに微笑まれた。
すごい!すごいよ母さん!
春なのに夏の風が吹いてるよ!
――それを見た他の生徒会員が瞠目したのには気づかない俺だった。
まぁなぜかと言うとはっと現実に帰り、そして恐怖したから。
…まぁ、間近で見れるんなら嬉しいんだけど、ねぇ?
生徒会と同じテーブル…。
真琴と同じテーブル…。
どちらも後が怖いのが本音です。
「紗依何食う?」
いつものように隣に座った秀介がいつものように聞いた。
そんで俺もここでいつもなら「ハヤシライス!」って言うんだけど…。
――みんなは忘れかけてるかもしれないが、俺は今怒ってる!
それはもう超怒ってる!!
だから、