「…そうだな。もう昼食っててもいい頃だし、なんか食うか」
さすがオカン秀介。一番に反応しました。
まぁ、俺もよく考えたらお腹減ったしなー。
それに、
「――どうする?食材だったらあるから俺の部屋に――」
「食堂食堂食堂食堂食堂食堂食堂食堂!!!」
「え、キモ」
「食堂食堂食堂食堂食堂食堂――」
「わ、わかった沙依!食堂行こうぜ!俺食堂行ってみたかったんだ!」
「沙依。お前、気使わせるなよ」
ふん!
これだけは譲れないねっ!
王道くん言ったら、絶対的な、切っても切れない関係のある食堂だろ!?
もう食堂行かずしてどこ行くんだよ!
裏庭か!?裏庭なのか!
「――さぁ、そうと決まればれっつらごー!!」
いざ行かん!桃源郷(食堂)へ!!
「なんか悪いな。あいつ、一度スイッチ入るとどうしようもないんだ。そのスイッチもゆるいし」
「別に、謝んなよ!俺は平気だしさっ!それに面白いしいいよ!」
「ぁ、あまりの人格者に涙が…」