「ねぇねぇ秀介。同室者は誰がいいかな!?」
「強いて言うなら、知らん。だな」
「だよね!やっぱ不良が妥当だよね!」
「ああ、そうだな。俺はもうなにも言わないぞ」
ちょ、秀介!テンション低いよ〜!
はい、あげぽよ〜!
あ、自分で言っててテンションあがった。
あげぽよ〜。
「ハスハス!さぁさぁ瀬岡きゅん!寮へ帰ろうか!」
「待て。今の発言には何かと問題が…」
「おう!赤井…くんだよな。下の名前なんて言うんだ?俺のことは真琴って呼んでくれよ!」
「瀬岡はツッコミ要員じゃないと判明してしまった。どうしよう」
かくして
俺は瀬岡くんを真琴に。真琴は赤井…くんを沙依呼びに。ちなみに、真琴は全員を名前呼びにした。(全員には辻原君も入ってる。しゃべってなかったけど、いたんだよ!)
しかし、名前呼びさせるなんて…。
なんて王道くんをわきまえてるんだ!真琴は!
フラグへし折れたとか言ってごめんよ!
君は真の王道編入生だ!
俺が保証する。
君は俺の萌え要員トップ5には入る実力であると!
――かくしてかくして
俺は寮までの道のり、ずっとニヤニヤしてましたとさ。