3
「ってぇっ!?」
「…チッ」
いきなり辻原君の手の重みが頭から消えたと思ったら、すごい衝撃が…。
――犯人は君か!
「秀介!なにすんの!?」
「悪い。つい手が滑ってな。こいつ言うこと聞かないんだ」
「秀介は厨二にだったのか!」
新たな事実を知って驚いちゃったけど、そんなんじゃごまかされないこの痛み!
一体どうしてくれるんだ!
これで俺の萌えメモリーがぶっ飛んでたら、穴埋めしてもらいますからね!(新たな萌えで)
「…馳。邪魔をしないでくれるか」
「邪魔なんかしてない。害を払っただけだ」
「お前の方が害になりえると思うのだが」
「思考回路壊れてるな」
…おいおいおい
ちみたち!俺の頭上でなにをやってるんだ!!
――俺が見えるように絡め!!
ああ!ちくしょう!
見えない!見えないぞぉぉ!!
「――ちょ、二人と」
「おいー、お前らなにやってんだ席つけー」
「そうそう!なにやってるの!?俺の見えるように」
「お前もだ。赤井ー」
席に静かに着けば、後ろが辻原君だった。
あ、なんで赤井の次が辻原なの?って思った人ー。
はーい、沙依ちゃんの説明コーナー!
パラリラパラリラ〜
まずですね〜、クラス内の席順はランダムです。
…おっと。
まずもなく終わっちった。
まぁ、そういうことなんだよね〜。
隣が馳なのも、そのせいさ。
…だけど、なんで俺の前の席空いてるんだろー?
――ハッ!待てよ。
空席+←隣の席は平凡くん(失礼だけど)+ここは王道学園。
イコール…
「はーい。みんな席ついたなー。じゃあ少し遅れたが、編入生を紹介するぞー」
グヘヘ
[*←] | [→#]
16/43
←