――さぁて、この学園の仕組みはなんとなくわかったかなぁ〜?
もう一つおまけに言っておくと、去年も辻村君とは同クラでした。
しかもなかなかに仲よかったり。
だって、素晴らしい攻め候補だったからね。
間近でイベを見ようとあの時は必死だったな〜。
ということで、
「今年もよろしくね〜辻原君」
「ああ。また一年宜しく頼む」
ムフフ
そっと添えられた微笑に、見てた子たちはばたんきゅーだ。
うん。
だってナイススマイルだもん。しかもめったに笑わないって言われてるくらいだから、その効果はハンパない。
うんうん。
いい仕事ぶりだよ辻原君。
去年も秀介同様、多大なる萌えを俺に与えてくれたからね。
今年も期待してます。えへ。
「…今年も赤井と同じクラスでよかった」
「えへへ、そう?ありがと〜俺もだよ☆嬉しいなぁ」
「俺も嬉しい…」
そう言って、俺の頭を撫でる辻原君の手はおっきい。
さすが武道をしてるだけあるなぁ。
それにしても、やっぱり頭撫でてもらうの好きだ。
辻原君は去年もよく俺の頭を撫でてくれまして。
なんだかお兄ちゃんなかんじだよね。
辻原君って包容攻めもいけるよ!ほら、たまにふぇろもんぱないし!!