副会長様の暇つぶし

 

(※恩田)
 



あー…


今日も疲れたなぁ…。


今度こそは耳栓買わないと。

いつもうっかり忘れるんだよね。
このままじゃ鼓膜が破れる方が早いかもしれない。


そうしたら一人100円せしめようか。
それを医療費にしよう。







「あれ?もう帰ってたんだ。史也」


「ああ…」


「ふーん。なんだか疲れてるね僕以上に」




まるで人生に疲れてる人みたいだ。
生徒会室戻った途端これか。

一体何があったっていうんだ。


…ん?

僕に史也の紹介をしろって?
非常に面倒臭いね。

どうでもいいことの今週一番だ。



あーもう、うるさいな。


…後で高くつくからね。






――彼は、連城 史也。一応、曲がりなりにもこの芙桐学園の生徒会長…はぁ?何。まだ学園名さえも出てなかったの?
じゃあこれで大丈夫でしょう。とにかくなんだかいらつくけど顔は果てしなく整ってるそうだ。
…アッシュブラウンで髪をワックスで流してる。
明るめな茶色の瞳。

らしいよ。

許可なく登場人物引用するな?
ほんとうるさいね。


逆に礼を言って欲しいよ。全く。




 




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