それからはすごかった
二回戦目は花火VSペンドラーだったが、相性のせいなのか、レベルの差なのか分からないが、ほぼ一発KOと言うストレート勝ちをした
花火のあまりの強さにハルは空いた口は塞がらないし、目は点になっていた。それはホミカも観客たちもそうだったみたいで、ポカーンとしていた。
審判がハッと意識を取り戻し、バトル終了の合図がライブハウス内に響き渡った
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二個目のバッチをバッチケースにしまいニコニコと眺めながら、外にあるベンチに座っていた
「ほんまに嬉しそうやなー」「そりゃあ嬉しいよ!ジムバッチ二個目だよ?喜ばない方がおかしいって!」
「おれ、嬉しい…!」「うんうん!二人ともよく頑張ったね!お疲れ様ー!」
『…花火は頑張った方なのか?』いやー本当に花火の強さはすごかった
かえんほうしゃで一発とは…絶対にレベル高いよね。この子
ハルは眺めていたバッチケースを閉めて、エメラルバックにしまい、タチワキシティの観光マップを取り出した
『ん?それは…』そう!この観光マップは、サンギ牧場で出会ったプラズマ団に投げつけられたものです!
なんか捨てるのも勿体無いし、どうせ今タチワキシティにいるからちょうどいいかなー?と思って、捨てずにとっておいたのだ!
貰った経過を花火に話せば、盛大に笑い始めた。こいつ…恋と同じくらい笑い上戸なんじゃないの?
なんて思いながら、ムッとした目で花火を見やってから、観光マップを広げた
ヒラリ…
「…ん?」
観光マップから一枚の写真が落ちた
ハルはそれを拾い上げて、誰の写真だろう…と思い、表に返した
そこに写っていたのは、赤い髪をした綺麗な女性が写っていた
見たことの無い女性だったので頭を傾げたが、まぁいいかと思い写真をカバンに突っ込んだ。
希色を膝の上に乗せて観光マップを一緒に見始めた
宝石がカタリと静かに小さく動いたことをハルは知らない
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