『白石ー』

「おーはなこやん、どないしたん?」

『シンデレラってどう思う?』

「シンデレラってあのシンデレラ?」

『意地悪な継母が出てくるシンデレラ!』

「…もうちょいマシなキーワードあったやろうに何でそれやねん」

『例えば?』

「王道にガラスの靴でえんとちゃう?」

『それー!』

「…何がや」

『ガラスの靴!』

「…うん?」

『それについて白石と話そうと思ったの!』

「…シンデレラって女の子の話やないんか?」

『童話に男も女もないよ!』

「いやいや、明らか王子様にお姫様言うたら少しはあるやろ」

『まぁそれは置いといてー』

「置くんかい!」

『白石はさ、ガラスの靴ってどう思う?』

「(俺の意見無視かい!)…せやなぁ、儚い存在って印象やなぁ…、実際にシンデレラかて0時で魔法解けてまうわけやし」

『そんな真面目な考察求めてないから!』

「は!?…ほな、どういう意味やねん」

『何でガラスの靴をシンデレラが拾わなかったか!よ!』

「そりゃ、拾うたら魔法解けた自分見られるからやない?」

『白石って案外乙女ねぇ…考えてみて?』

「何をや?」

『魔法使いの魔法で王子様はメッロメロな訳なんだよ?
0時で別れるなんて嫌に決まってるじゃない!私だったら…』



わざと目の前で落としてガラスの靴に名前を書いておくわ!

(『金有りの男前なんて、チャンスじゃない!』)
(「わざわざそんな名前入りのヤツ王子自ら探さんやろ!」)
(『男は馬鹿なんだから忘れられなくて探すわ!』)
(「(…俺が王子様やったら絶対はなこを嫁には貰わん…!)」)


ただのグダグダ文。シンデレラががめつかったら
物語はハッピーエンドにはならないと思います。
…ある意味はハッピーエンドかも?(笑)

20130105


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