「お前何しとん?」
『眼帯なーう』
「そんなん見たら分かるわ」
『ほな何聞きたいねん』
「何で眼帯をしてるかや」
『そんな!乙女の秘密を知りたがるなんて…!』
「誰が乙女や。お前に乙女を名乗る資格なんかあらへん」
『…センセー善哉くんの辛辣な言葉が胸に刺さりますー』
「誰が善哉やねん、財前や、財前。」
『そんなん知っとるわ。善哉みたいに甘ないもん』
「はっ、お前ダル。で、早よ答えろや」
『白石先輩とペアルックしてみたかってん』
「シバくぞ」
『痛い!痛いって!頭潰さんで!ガチで痛い!!』
「答えるんか?」
『えーどないしようかなぁ?』
「……………………」
『痛い痛い痛い!無言で力込めんで!さーせん!ものもらいッス!』
「素直に初めから言えば良かってん」
『ガチで割れるか思うた…』
「どんくらいに腫れとるん?」
『結構がっつり顔変わるくらいには腫れてる』
「見せろや」
『いや、コレは本気アカンやつ!』
「俺は気にせん…、お、取れた」
『あああ…!!!!』
「なんや…」
むっさ美人なってて良かったやん
(『嫌味か!!!』)
(「俺の目を見てみ?至って真面目や」)
(『尚のこと質悪いやんけ!』)
(「お前のつぶらな瞳に俺やられそうやわ」)
(『つぶらやなくて腫れて埋まってるんや!』)
(「これからモテモテやん、良かったな」)
(『めっさウザい…シバくぞ!泣』)
20131010