「うっわ〜…」

『何よ、平古場』

「…やーその頭どうにかならんばぁ?」

『どうにかって、どういう意味よ?』

「まんまやっし。…やーじゅんにいなぐか?」

『アンタ本当に失礼な奴…!』

「わっさん、…えーやまだ」

『今度は何よ?』

「わんに任せてみん?」

『…何を?』

「髪」

『絶対!嫌!』

「ぬーんち?わん上手いばぁよ」

『パッキンが何言ってるのよ!』

「くぬふらー!やーはカットだけあんに」

『あ、そうなの?』

「当たり前やっし。…ったく、でちゃーすんばー?」

『じゃあ任せようかな…』

「おう。じゃあ早速すんばー」

『ハサミ常備!?』

「細かいことは気にさんけー。うり、切るぞ」

『…あ、結構上手い』

「さっきあびたやっし。っし、完了」

『うわ〜ありがとう!すっごい軽い!』

「やんやー…じゃあやまだ」

『ん?』


カット代5000円ばぁよ
(『はぁ!?ちょ、お金取るの!?』)
(「当たり前やっし。今時タダはないさー」)
(『いやいや聞いてないし!』)
(「あ、因みに出張料も込みあんに」)
(『何で出張料まで!?』)
(「わんぬ腕が良いからさー」)
(『それは認めるけど…!』)
(「しゃあねーらん、昼飯一週間で手ぇ打つさ」)
(『(もう絶対平古場には頼まない…!)』)

20130302


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