「ちょ、やまだ今ええか?」
『は?何、忙しいんだけど』
「いやいや、俺にはお前が部員のジャージぶん取って暖を取ってるようにしか見えんねんけど…」
『はぁ?んなワケないじゃん。言いがかりつけるなってーの』
「…俺言いがかりやったか?」
「安心せぇ白石。俺もそない見える」
「なぁやまだ…」
『今度は何よ?』
「もうすぐ練習試合始まるからマネージャー業してぇや」
『来ただけでも有り難いと思いなさいよね』
「横暴なっ…」
「オサムちゃん人選しくってる…!」
『第一練習試合とか聞いてないし』
「…俺言うてへんかったか?」
「安心せぇ白石。俺は一週間前に聞いた。おまけにコイツがおったんも知ってる」
『男の癖に五月蠅いなぁ』
「…俺泣いてええか?」
「今泣いたら試合出来んくなるで」
「今日は立海との練習試合やのにモチベ下が…『何て!?』
「は?」
『さっき!何て言ったの!?』
「俺のモチベ下がるわ『その前よ!』
「…今日は立海との練習試合…」
『今日立海とだったの!?もっと早く言いなさいよ!』
「…俺言うてなかったか?」
「安心せぇ白石。俺とコイツは一週間前に聞いてるから」
『アンタたち煩い!私今から忙しくなるんだから!』
「仕事してくるん!?」
『はぁ?今からお風呂入ってくるのよ』
「今から風呂とか明らか可笑しいやろ!」
「あと10分でアチラさん来るねんけど…!」
『はぁ!?マジ使えない!』
「てか何で立海と試合なら風呂やねん!?」
『だって…』
真田くんと会えるんだもん!
(「「はぁ!?」」)
(『真田くんと会えるのにこんな状態じゃ無理よ!』)
(「てか何で真田くん限定…?」)
(「まさか、お前…」)
(『真田くんが好きだからに決まってるでしょ?当たり前じゃない』)
(「当たり前って、俺ら知らんがな!」)
(『そんなこと、どうでもいいのよ。とにかく今から猫10匹くらい被るから、しょうもないこと言うなら口縫い付けて道頓堀に沈めてやるからそのつもりでいなさいよね!!』)
(「「そんな横暴な…!!」」)
敢えての四天小話。
こんなマネでも四天なら案外やってけそう。
20130214