初日終了

『あぁ、疲れた…』

やっと放課後になり、俺は机の上に身を放り出す。



休み時間のたびに絡みにくる姫たちをかわしたり

物珍しさから来る他クラスのやつらをかわしたり

質問攻めにしてくるクラスのやつらをかわしたり

…初日からハードすぎ。


そういえば
よく分からないけど俺はこの学校のプリンスの仲間入りをしたらしい

「王子が央志でプリンスに…ぷぷっ」

白雪がうけてたっけ
意味不明。


主なメンバーは姫たち
と、仁

たまーに昴ちゃん


まあみんなかっこいいからねえ、顔は。

あ、昴ちゃんは可愛い。


「お疲れさま、だね」

苦笑いをしながら昴ちゃんが言う。

あー俺君がいれば大丈夫
乗り越えられる気がするよ色々と。


『ありがとー
まじ俺の癒し昴ちゃん』

「そ、それは、ヨカッタデス…」

あれまあ真っ赤にしちゃって。本当可愛いねー


「帰んぞ」

『あだっ』

頭に重みがきて

なんだよ仁ー
鞄乗せんなっつーの。


まーせっかくまた仁や昴ちゃんと一緒に帰れるんだし

行きましょっかね。






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