カレーを食べよう

『ったく。仁のせいだからな!』

――あれから

案の定、変なことを考えていた昴ちゃんの誤解を取り除き。
今、みんなで黒森家の夕食を囲んでいる所だ。

おばさんは、なんかお隣さんに用事があるとか。
だからみんなって言っても3人。


「は?もとはと言えば、お前が俺の陣地に勝手に踏み込むのが悪い」


おばさんの手作りだから、もちカレー。
…他のは、まだ怖いっす。


『なんだよもー。
だってあの布団なんか気持ち良かったもん』

「そんなの知るか。」

ひでー。
この悪魔め!


『ちょっと、昴ちゃん!
仁がひどいんだけど、なんとかしてよ!』

「ちょっと仁!
あんな可愛い央ちゃんを一人占めするなんてずるい!」

ええー
そっちー?


「それはボケか?」
「なにが?」
「…いや」

仁がまた無言でカレーを食べ始める。


『じゃあ今度は、昴ちゃんの恥ずかしい顔。
俺に見せてね?』

なんて、にやりと笑えば

「なななっ!?」

真っ赤な顔。
あははっ、かわいー!

「…遊んでないで食え」

頭叩かれた。
いたーいー







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