栖鳳見学ツアー開始


前日の花井の提案と、姉貴たちの要望により
なぜか、急遽栖鳳見学ツアー開催決定。

『おい花井』

「なあに?」

『なんでこいつらがいんだよ』

おかしい。
はじめは花井だけだったはずなのに、いつの間にか牧と野上も、増えた。


「なんでとはなんだ!女と会うならなぜこの俺に連絡しない!!」

と、相変わらずの野上。
お前に連絡しなくちゃいけねー理由もねーよ。


「俺達も行かせてよ、ね?」

ニッコリ笑顔の牧。
知らね、勝手にしろ。


「それで!お前の連れてきた女たちはどこにいる!?」

『なんかやめろその言い方。もう来る、さっき連絡しといたし』

悔い気味でくる野上を軽くあしらって、その時。


「「颯天ー!!」」

『…はぁ』

でっかい声で呼びやがって、馬鹿姉貴。


『うっせー、聞こえてる!』

俺も相応の声で返すと。

「え、ねえ、一瀬」

『あ?』

「あ、あの人たちがお姉さん?」

『…そうだけど』

うっわ、何引いてんの?
そりゃそうだよなー、あんなん3人もいたら。





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