結果報告

「で?」

『あ?』

休み時間になりました。
なぜか男共に囲まれてます。

「「眠れないの。暖めて…」的な展開はあったのかね!?」

なにこいつら。
間を開けてひとこと。

『………キモい』

必死すぎて引く。


『なんもねーよ。ただガールズトークとやらに参加させられただけ』

「…んだよ。だらしねーなァ」
「俺ならソッコーきめてるわ」

『うぜ…』


なんでこうも男子校生ってのはこんなにも馬鹿なんだろうか。
安心してんのもろバレ。
お前ら絶対童貞だろ。


「ていうかガールズトークって一瀬ガールじゃないじゃん」

『そうだよ牧くん。そういう普通なツッコミが欲しかった』

「でしょ?」

『あぁ。てか牧。やっぱ女って怖ぇー』

「…なに話したの?」

『俺の口からは言えねえけど』

「えー」

「そんなことより」

『あ?』

気になるー!と叫ぶ牧と突如口を挟んでくる神木。


「お前大丈夫か?」

『なにが』

「疲れてるだろ」

なんで分かっちゃうかな。

『平気。寝てねーだけ』

「そうか」

言って、頭を撫でられた。

『なんだよ』

「あんま無理すんなよ」

『…お前もな』

「ははっ」

神木は笑いながら、頭を撫でていて。

…源田の次くらいに気持ち良いかもしれない、なんて。

『つーかいつまで撫でてんだ』

「ん?いやーミミみてーでさ」

『…殴んぞテメェ』

睨んでも、神木の笑顔は変わんなかった。
余裕そうにしやがって。
相変わらずうぜー。






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