02
「結菜、別れちゃえば…?」
そんなあたしを見ていた
親友の晴菜が言った。
「え…」
蓮くんと…別れる?
でもあたし蓮くんのこと
好きなんだもん。
諦められられないよ…。
別れるなんて…
辛すぎる。
「本当に結菜は大丈夫なの?
このままで」
このまま…?
「……」
あたしは、晴菜の質問に
何も言えずにいた。
「じゃあ、結菜。
少し考えたらどう?」
「か、考える…?」
「そう。考えたら
何か見つかるんじゃない?」
…考える。
そうだよね。
あたしは、晴菜の言葉に
気持ちがホッとした。
ありがとう、晴菜。
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