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「じゃあ、行こ?」



晴菜は、嬉しそうに笑う。



「う、うん…。

だけど、どこに行くの?」




「行ってからのお楽しみよ♪

お楽しみ!」





なんか、そう言われると

何だか気になってきた。










―――――――

――――――――――

―――――――――――――




「ねぇ…晴菜」


「もう何?♪」


「い、意味がよくわかりませんが…」




あたしは、今の状況に

唖然とすることしかできなかった。




だって、前には、

他の学校の制服を着た男の子が


2人ほどいて、ニコニコしながら

見つめてくるのだから…。



あたしの頭では、よく

理解というものが把握できない。






「何?君もしかして、

合コン初めてだったりするの?」




さっき、あたしと晴菜の

会話を聞いていた男の子が問いかける。




…ていうか、


「合コン…?」







今、あたしたちって

“合コン”しているの!?











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