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結菜SIDE




今、下でピンポーンと

インターホンが鳴ったのに気がついた。




「は、晴菜もう来たのかな…?」



あたしは、

慌てて支度をすませる。


時間は、04:45というところ。



さっき晴菜から電話が来て

たったの15分しか経っていなかった。



やっぱり、時間には

晴菜っていつも早いんだよね…。



そんなことを考えながら

準備を終えて、玄関まで

急ぎ足で向かった。










―――――――

………。




「晴菜!ごめん、遅くなって」



あたしは、顔を歪ませて

両手も合わせながら謝った。




「別に大丈夫よ。急にあたしが

誘っちゃったんだし!」



ニコッと優しく微笑む晴菜。





「そ、それならよかった」



あたしは、ホッと安心した。










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