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「なに、人のこと見てるだよ」
「そ、そんなに見てました?」
「あぁ」
「…す、すいません」
「別にいい。それにもう、放課後なんだけど…」
えっ!?
ほ、ほ、放課後ですか!?
「じゃあ早く帰らなきゃ!」
だって、早く帰ってこないとパパがうるさいんだもん!
あたしは、ベットから立ち上がり、保健室を急いで出ようとした。
「おい、待て」
さっきの彼があたしを呼び止めた。
「はい?なんですか」
早く帰らないといけないのに!
「ここまで誰がお前を運んだと思ってんの?」
「えっ…?」
なにを言ってるのか、さっぱり…。
ん?
んんん?
あたし何か、絶対忘れてる!
確か…呼び出されて、屋上に…
「あ、あ、あ、あっ!!」
そういえば!!
今ので、完璧思い出した!!
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