暇だ…。
いや、実際は暇ではない。
只今数学の事業の真っ最中。
でも昼食直後の授業で意味の分からない「x」やら「y」やらを並べられてはやる気が出ないどころでは無くなり、それを通り越して暇になってしまったのである。

窓際の一番後ろという素晴らしい場所に座っている私は、落書きしたり、ケータイいじったり、寝てみたりしたがやっぱり暇だ。

…外、騒がしくなったな。
ふと窓の外をのぞいてみる。

あ…ブンちゃん!
どうやら外では私の彼氏、丸井ブン太のクラスが体育をしているようだ。

あ、サッカーしてる。
ブンちゃんシュート!!

すごい、かっこいい!
さすが天才的ぃ♪

ブンちゃんを見ていたら彼が振り返った。
同じクラスの仁王くんが私が見ているのに気付いて教えてあげたらしい。
ブンちゃんが大きく手を振ってくれる。
先生の目を見計らって、私は小さく手を振る。
丸井ー、とクラスメイトに呼ばれ、私にもう一度手を振り試合に戻る。

その後もブンちゃんは天才的なシュートやゴールを決めて、ブンちゃんのチームが圧勝した。

私はというと、いつの間にか先生に当てられていて、ある意味天才的な回答をしでかした。


(お前、こんな問題も解けないのかよぃ)(なにー!ブンちゃんだって数学苦手なくせに!)(フンッ、こんな問題ちょちょいのち…あれ?)(ほら出来ないじゃーん)(…ま、似たもの同士って事で!)(嬉しくな―い)




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うちの学校はブラインドのせいでこんな事出来ないから、憧れ的な感じで書いてみた(^^)/
私も数学苦手です(*_*)


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