さて、それでは暫しお耳を拝借。


橘 蔵人(たちばな くろうど) ⇔ なし
1983.7.7生/184cm/71kg/O型
ナレーター/タチ

【容姿/性格】
くっきりとした二重瞼と通った鼻筋、やや厚めの唇と日本人にしては彫りの深い顔立ち。母方の曾祖母がドイツ人だった為か緑を限り無く暗く濃くした様な不思議な色合いをした瞳を持つが、それも太陽光の下でも無ければ判らない程度。背の中程まで伸ばした黒髪は手櫛でラフに結い上げており、長めの前髪も邪魔にならないよう整えてはいるが然程の拘りは無い様子。適度な運動を心掛けているお陰で見苦しくない程度に鍛えられ、均整の取れた身体つき。引き締まれば良いだろうとの意識から際立って筋肉質という訳でも無く、着痩せする体質から細身に見られる事が多い。服装は質の良いシンプルなものを好み、普段はシャツが多め。気が向けば和装で出掛ける事も。アクセサリー類は「直ぐ失くすから」時計以外は身に着けない主義。

根は生真面目で頑固。礼儀や規則を重んじる性格は幼い頃から培われたもの。しかし自分は自分、他人は他人との意識が強く、自分の感覚を他者へ当て嵌めようとしない為に誰とでも人当たり良く付き合って行く世渡りの上手いタイプ。妙にストイックでプライドの高い所があり、自分の弱味となる部分や怒りや哀しみのようなマイナス感情を他者に見せる事を潔しとしない。人との最適距離を無意識に測る癖があり、深入りをせず来る者拒まず去る者追わず、広く浅くの交友関係。その反動か気の合う友人や身内など、線引きを必要としない相手の事は殊更に大切にし、無条件に甘やかしてしまいがち。

【備考】
実家は関西。明治時代より続く蔵元であり、長男として蔵を継ぐ予定だったが大学時代に友人の誘いで観に行った朗読劇に強い衝撃を受ける。その朗読劇の主演が誰もが一度はその声を耳にした事が有るだろうベテラン男性ナレーターだった事でナレーションの仕事に興味を持ち、文字通り人生が一変。渋る父を説き伏せ、元より蔵での仕事に興味と熱意のあった弟へ後継を任せて大学卒業後直ぐに上京、養成所へ入所。基礎から声の仕事を学んだ結果、図らずも件の男性ナレーターと同じ事務所に所属が叶いナレーターとしての活動を開始する。小さな仕事からコツコツと地道にキャリアを積み上げ、関西私鉄のCMに起用された事で一気に知名度が加速。奥行きを感じさせる膨らみのある語り口、との評価を得ている。自身の人生を変える切欠ともなった為か舞台イベントに力を入れており、年に数度の朗読会を開催。怪談に関しては本人の趣味の賜物だが、そのイメージから繋がる仕事も増えた為に事務所も自由にやらせようのスタンス。イベント後の物販に本人が何食わぬ顔で立ってみるなど、ファン交流も盛んである。舞台イベントでの顔出し、宣材写真や雑誌取材などでの露出はあるものの、TV番組への出演は余程の事が無い限り避けている為「顔は浮かばないが声は知ってる」というのが一般的な認知度。父との関係も今は良好だが、「生涯一人の蔵人たれ」との思いを込めての命名を全力で裏切った事に関しては申し訳無さを抱いているとか。日本酒は浴びる程呑めるが洋酒にはあまり強くない面倒な体質。非喫煙者。

【代表作品,出演番組 等】
・テレビCM
「古都に恋して。〜春夏秋冬編〜」……関西圏大手私鉄、みやこ鉄道コマーシャル。季節毎に内容が変化し、四季折々の観光名所の映像に合わせて穏やかに詠み上げられる和歌と現代語意訳が話題となる。

・映画
「SKY」……空をテーマとしたネイチャードキュメンタリー映画。日本語吹替版のナレーションを担当。
「夕間暮れ 劇場版」……TVアニメ版に引き続き、冒頭・終幕部分のナレーションを担当。

・TV番組
「夕間暮れ」……全国ネット深夜アニメ。一話完結にてヒトが夕刻に出喰わす怪異、不思議を切なく叙情的に描く。冒頭・終幕部分ナレーション、次回予告を担当。

・舞台イベント
「金銀砂子」……毎年七夕に開催する、星をテーマにした朗読会。例年は舞台での開催だったが、2016年は試験的に初のプラネタリウム開催を実施。好評を博す。
「こわいはなし」……旧き佳き怖いもの、をテーマとした怪談朗読会。百物語から歌舞伎の演目、文豪の記した怪談話まで内容は多岐に渡る。不定期ではあるが、寺社での開催となる事も。


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