頭を抱える私と白い目で見てくるグリーン。 「うわー」 「何だよ」 「明日から学校嫌だー」 「はいはい」 「グリーンは嫌じゃないの!?」 「嫌に決まってんだろ」 はあと私の隣で溜息を吐いてるグリーン。 今私とグリーンはスーパーのレジ近くにある休憩用ベンチに座っている。 部活メンバーで買い出しに来たけど、明日のことを考えるとどうも憂鬱になってしまう。 「あーめんどくさっ」 「…そうは言っても事実は変わんねえんだからしょうがねえだろ」 「まあそうだけど…学校始まったらテストあるんだよ?」 「勉強しろ」 「グリーンは頭いいからいいけどさあ」 「お前は取り敢えず授業中に寝るな!」 一発拳骨をいただく。 暴力反対!! 「い、痛い…。けどレッドだって寝てるけど点数イイじゃん」 「…あいつは別だろ」 「……そうだね」 今度は二人揃って溜息。 確かにレッドと私を比べたらいけないな。 「マネージャー、グリーンせんぱーい!」 両手に沢山荷物を抱えた部員達がレジ袋をガサガサいわせてレジを抜けてきた。 ここのスーパー、レジ袋不要で2円引きになるのに…部費から落とすけど勿体ない。 「おー、ヒビキお疲れ」 「みんなお疲れ様」 「いえこれくらい何ともないですよ」 「じゃあグリーンの家で調達した物資で一夜を明かすぞー」 「「「おー!」」」 「え、俺ん家!?聞いてない!」 「じゃあ今言った。よーし、野郎ども私についてこい」 「「「イエッサー!!」」」 慌てだしたグリーンは見なかったことにする。もうナナミさんには許可とってあるし。 着いたら部員総動員でグリーンの部屋のエロ本でも探すか。 明日を思って憂鬱になるなら今を精一杯楽しんだ方がいいよね? ← |