「クダリ!つまみ食いしないで下さいまし!」 「してないよ、マカロンがズレて重なってたから直しただけじゃん!」 「ウソおっしゃい、口元にカスが付いていますよ!」 「違うもーん、手に付いた欠片が口のとこにくっついただけだもーん。そんな事よりノボリ早くキャンドル用意しなよ、ヒトモシ使うの?」 「キャンドル…そう、キャンドルです、どうしましょう?」 「だからさ、ヒトモシでいいじゃん。ノボリいっぱい持ってたでしょ孵化あまり」 「青い炎ばかり、不気味なのでは」 「トウコから色違い借りてこようか」 「時間がありません!」 「わーかってるってば、いいじゃん青いの、キレイだよ。ナマエ青好きだよ、多分」 「適当に言っているでしょうクダリ」 「言ってた言ってた好きって言ってた、前」 「クダリ…」 「時間ないんでしょノボリ」 「そうです!あとは何を」 「ワインは?出していーい?」 「……まぁいいでしょう。今日くらい」 「白?赤?」 「両方で」 「わかった!」 「あとは……ええと」 「大変!クラッカーない!忘れてた!」 「クダリィィィ!!!」 「デンチュラ、いとをはく時カラフルに出来る?」 「出来るわけないでしょう!」 「…うん。うんうん…モモンのみ?わかった。10個でオッケー?」 「クダリ!クラッカー10秒で買ってらっしゃいまし!」 「デンチュラカラフルなの出来るってさ!ナメんなあんちゃんよぉカーッペッって言ってる!」 「できませんよ、何寝ぼけているんですクダリ!」 「デンチュラを信じてあげてよノボリ!あとはしゃぎ過ぎだよノボリ、マカロンそんなに積まないで。食べ辛いじゃん。ねー、デンチュラー。よしよし、デンチュラ!カラフルいとをはく!」 「……バカな……できてる…ですって…!?」 「デンチュラすごい!いいこ!」 「どうなってるんですその子」 「今は細かい事気にしない!」 「…そうですね」 「あ、ケーキ!ケーキ出そう!ろうそくどこ?」 「マグカップの棚に入ってます…気をつけて下さいまし!」 「ダイジョーブだってば、心配性ノボリ…おっと」 「ああああ!…しっ心臓に悪い事はやめて下さいましぃぃぃぃ!」 「あっ…ぶなぁ、デンチュラありがとー、マグカップ割っちゃうとこだった」 「あなたはもう!」 「いいじゃん、結果オーライだよノボリ!早くグラス並べたら?ホラホラ」 「もう…」 「ん?アイアント、どうしたの?引っ張らないで…」 「どうしました、早く皿を出して下さいまし」 「えっ!ノボリ、ナマエもうこっちくるって!!」 「えっ!」 「はやくはやく電気消して!」 「クダリ、コート見えてますよ!ちゃんと隠れなさい!」 「ノボリこそ帽子見えてる!それ取っちゃいなよ!」 「いいですかシャンデラ、ナマエがドアを開けたら最大出力で照らして下さいましね…ヒトモシ達もよろしくお願いします」 「デンチュラ、ナマエがドア開けたらカラフルいとをはくだよ!もっとこっちおいで!」 がちゃり、扉が開くまでの10分間 「「(…来たっ!)」」 *** 0519 はくとさんお誕生日おめでとうございます!:) back |