出張担当兼バトル担当アズサ班、下っ端Aが隊長についてお送りします。

アズサ様は俺の憧れで、尊敬できる上司です。いつもクールなアズサ様ですが、仲の良い人には人懐っこい笑みを見せてくれる。幹部のなかでも一番年が近いランス様とは笑いながら話している姿をよくお見かけする。
でも仕事には絶対零度。すごく厳しい人で、公私混同は滅多にないということで団内でも有名。俺もアズサ様の下で働くようになって長いけど、公私混同しているような姿は見たことがないです。

そんなアズサ様だが、なかなか男性団員に人気が高い。アテナ様にも多くのファンがついているけれど、アズサ様のファンも多くいる。因みに俺はもちろんアズサ様のファンです。

「アズサ様、言われていた資料を御持ちしました」
「ありがとうございます」

資料室から頼まれた資料を手渡すと、微かに微笑んで下さって!!ああ、なんて可愛らしいんだ!!
思わず身悶えそうになる俺。

「どうしたんですか?」

そう言って心配してくださるアズサ様はまさに天使……!

「だだだだ大丈夫ですっ」
「もし具合が悪いのならば遠慮せずに言ってください。休暇をさしあげますから」

そしてアズサ様は自分のデスクの引き出しから鮮やかな包みを俺の手に握らせた。











アズサ様と別れ、自室に戻ってから手を開けばきらきらとした1つの包み。その包装をそっと開いてみればころんとオレンジ色の飴玉が出てきた。その飴玉はアズサ様のウインディの毛色によく似ており、俺は自然と笑みがこぼれた。

「わんっ」

足元のガーディが嬉しそうに跳ねながら俺の顔を見ていたので、頭を撫でてやる。

「お前もアズサ様のウインディみたいになるんだぞ」

するとガーディはこれまた嬉しそうに一鳴きした。

わん。



──────
アズサ班はバトル担当なので、自分のポケモンをとても大切にしている人が集まっています。というか大切にしている人しか配属されません。大切にしているからこその信頼関係。それがコンビネーションを育んでいくので、バトルが上手なのです。





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