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※ほぼヤってるだけの微裏。
※閲覧注意。


あつい暑い熱い。身体から沸々と沸き上がる熱。君の白い首筋にも、たらりと汗が流れた。久々の逢瀬。最近はお互いに任務が忙しく、なかなか会うことが叶わなかった。だから、僕専用の和室の上質な畳の上、それこそ本能に忠実な獣のように身体を貪り合っていた。腰に打ち付けられる熱と快感に僕は気が狂いそうだった。10年前から君とは恋人という関係を維持している。始めは手を繋ぐにも、キスをするのにも頬を赤らめていた僕。その時代が懐かしい。


「おや、考え、事・・・です、か?随分、余裕です・・・ね!」


ズンと最奥を突かれれば、僕の口からは意味をなさない音が漏れ出た。


「ぁっ・・・ぁんっ・・・君の、こと・・・っ、考え、ぁっ・・・てた・・・っ」
「それ、は・・・光栄です、ね・・・っ」
「イ・・・ぁあっ」


「そろそろイきますよ」と君が一言。次の瞬間、最果てを思いっきり貫かれて目の前が真っ白になった。それと同時に僕のナカに君の熱を感じた。


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あの後何度も何度も、快楽の頂を感じた僕ら。気づけば空は白み始めていた。


「朝・・・ですか・・・。」
「・・・うん。」


君の胸に頭を押し付けてみる。


「もう、出ないよ。」
「?・・・ああ。確かに、僕も限界です。・・・なんだか、快楽を覚えたての中学生みたいですね。」
「久しぶりだったから・・・おかえり、骸。」
「ただいま、恭弥。」


十年ぶりに彼が帰ってきてから一年になる。子供の頃のように、応接室でゆったり過ごすなんて出来なかったけれど。僕はこの情事の後の甘いひと時が好きなんだ。


「僕は君の"おかえり"を聞くために任務に行ってるんですよ。」
「・・・そう。なら僕は・・・君の"ただいま"を聞くために待ってるよ。」


急に飛び出した不毛な会話さえも今の僕らには愛し合う大切な時間だと僕は思う。

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あのあと、二人して昼過ぎまで惰眠を貪った。


「起きたんですか・・・?」
「ん。」
「こんなに深く眠ったのは久々です。」


君の隣だからでしょうか・・・なんて続けた彼が愛しくて。


「さて、朝ごはんにしますか。」
「もう14時過ぎだから、昼ご飯だよ。」
「くふふ、そうでしたね。」


冬は日が短いから直ぐに夜は来てしまうんだろう。でも今は彼との"朝食"を精一杯楽しもう。明日から何日間か綱吉に休暇を貰おうと決めて。

ーEndー

激しく不毛、てか意味不明。
(ずっと前に書いた奴の続きから書いてみた。)


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