「うー…あ゙ー…」
「……」
「んー…!」
「おい、」
「…あ、うん何景吾」
「さっきから唸ってばっかじゃねえか、何かあったのか?」
「いや…その、今日告白されちゃってさあ」
「……相手は」
「えっと、D組の島田さん、だった気がする」
「ほう、珍しいじゃねえか、お前が告白されるなんて」
「ほんとにな、だから困ってんだよね、どうやったら相手を傷付けずに断れるか」
「はっ、結構なお悩みじゃねえの」
「だってさあ…これ見てみ」



神戸透くんへ

神戸くん、1年の時からずっと見てました。部活でも他の皆に負けないように一生懸命頑張ってるとことか、クラスでも皆の為に見えないとこで努力してるとことか、凄く大好きです。

よかったら私と付き合ってください。ダメでもお友達になってくれると嬉しいです。

島田千佳



「なあんか、うわっ可愛いなあとか思っちゃってさあ」
「1年の時から…」
「でもおれ部活に集中したいし、」
「見てた、だと…?」
「ぶっちゃけると」
「俺様は3歳の頃から見てるっつうのになんだこのメス猫は!!」
「…景吾そんなんだしさ」
「あーん?」
「だから、景吾がおれ離れ出来ないから彼女作れないって事」
「…欲しいのかよ」
「いやいらねーけど」
「じゃあいいじゃねえか、…それとも、俺がいたら迷惑か?」
「はあ?だったらもうとっくに縁切ってるって」
「……」
「そんな顔すんなよな、ほら笑えって、な?」
「…」
「ま、島田さんはお断りするとして」
「そうしろ」
「おれたちは部活行こう」
「ああ、ってかお前のせいで遅れたっつう事忘れんなよ」

「え、俺のせいなわけ?」










「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -