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ゆきのさまへ!






翔は誰よりも男前な男だと思う。身長とか、そう言った見た目云々じゃなくて心の話。例え小さくたってその心はとても大きいし、自分がどんなに大変な時だってわたしの事を何よりも1番に考えてくれるのだ。そんな翔だから、わたしは好きになったのだろう。


「なまえ、ほら」
「ん?…おお、ムラの無いネイルアート」
「違うっつの!その…なんだ、手を…」
「手?こう?」
「手相見るんじゃねー!だああもう…っ、あれだ、手貸せ!」


そう言って翔はわたしの手を掴んだ。その手がほんのり汗ばんでるのに、思わず笑ってしまう。
わたしたちは(レン曰く)まだまだ新米カップルというやつで、手を繋ぐのだってこうしてなんだか不自然でぎこちない。それでも繋がった手からは、翔がどれだけわたしを大切にしてくれているのかという思いが伝わってくる。


「ね、今日はこれからどうするの?」
「今日は俺の部屋でDVDの鑑賞会、それから…色々、か、カップルっぽい、事…とか…」
「ふふ、素敵なプランですねえ」


アイドルとしてデビューしてしまったら、きっとこんなのんびりとした時間は与えられない。翔もそれをきっちりわかっているから、わたしを甘やかしてくれるのだろう。


「翔、あのね、わたし翔の事大好き」
「…俺も、大好きだ」


わたしがそう言うと、翔はわたしの大好きな眩しい笑顔と共にそう告げた。








激甘、に、なってましたか…?←
リクエストありがとうございました!





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