「オムライス…でもハンバーグ、あうう…」
「早く決めてください」
「でもでもクラブハウスサンドも…そうなるとこの御膳も…っ」
「………」
「トキヤくんっ、決められないよ!」
「なら私がそのオムライスにします。千早はハンバーグを単品にしてクラブハウスサンドも頼めばいいでしょう」
「!!」
「今回は御膳を諦めれば千早は二品は食べたいものが食べられますし、オムライスがいいならいくらでも差し上げます。もし千早がその量を食べきれないと残しても私が手伝いますし、今日一日のカロリーを計算しても…まあ少しくらいならオーバーしても翌日運動すればいいだけ、許容範囲内です。決められないと無駄に時間をかけるよりはこの方が的確かつ無難で…」
「ありがとうっ、やっぱりトキヤくん大好き!」
「なっ…べ、別に君の為を思って言った訳ではありません。ただ早く決めて欲しかったからであって…まあ私も、好きか嫌いかと言われれば嫌いではないですが…」
「え?」
「っ何でもありません!早く店の方を呼びなさい!」
「は、はいっ!」






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