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※トキヤが病んでます



初めてその姿を見た時から私は決めていました。君を守ろう、と。これもまた一目惚れというのでしょうか。
だからなのか、私にとって君は大切な存在なのです。この世界の何よりも、誰よりも。君のその瞳、髪の毛の一本でさえも他の男に見せたくない。…わかりますか?この私がこんな風に思うなんて、生まれて初めてです。

もし君が、他の男に笑いかける。話す。触れる。触れられる。共に生きるようになる。そうなればきっと私は自らの首をかきむしって死んでしまうでしょう。いえその前に相手も君も、殺してしまうかもしれません。…。冗談です、そんなに怯えないでください。私は君の笑顔が好きなのですから。そういえば最近笑わなくなりましたね。何故ですか?君をありとあらゆる危険から遠ざけたというのに…まだ安心してくれないんですね。わかりました、では君に付きまとっていたあの男を殺しましょう。…違う?では君を泣かせたあの女?それも違う?
君の事は全て理解したつもりでしたが、おかしいですね。わかりました、とにかく君が笑ってくれるまで私がずっと傍にいます。そうすれば安心でしょう。なんの不安もないでしょう。そしてこれからも、私と君と、二人で生きていきましょう。…思い描くだけでなんて素晴らしい未来なのでしょうか。


これがきっと、幸せというものですね。







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