シャッフル! | ナノ




おまけ



「ーーーそう、その手はずで、14日にお願いね。ええ、放課後に伺うわ。………長者原くん」
「………おねーさん前から思っていたけど、性格悪いわね」
「あら?人の事なんて全く言えないくせによく言うじゃない」
「少なくとも、ぅ私はひねくれているつもりはないわよん」
「仕方無いじゃない。私は黒猫や蝙蝠を飼ってるわけでもないし、強力な薬を作れるわけでもなく、ほうきに跨ったってなにも起きないけどーーーーそれでも私は、魔女なんだから」
「…その魔法をかけられた幸運な彼女はどんな顔をするのかしらねえ」
「それはアレでしょ、神のみぞ知る?」
「神様は信じてるのね」
「日本人だもの。都合のいいときはね」


(とある冬の放課後の空き教室の会話より抜粋)




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