責任はとりません

家でパソコンをやっている時。

ぴろーん。

そんな音を立てて携帯電話がなった。

メールかな?そう思って携帯電話を手に取る。

友達からのメールで、このサイト面白そうだよーと書いてあった。

どういうサイトなのかわからず。どういう所?

という返事を返すと、すぐさま行ってみればわかる。と言われた。

なんだそりゃ。と思いながらもパソコンでそのサイトに飛んでみる。

…夢小説の検索所?

よくわからないので、注意と書かれたリンクをクリックしてみた。


【このサイトの使用上の注意】


このサイトでは自分で設定した人物になり替わる事できます。

夢小説のように、

人に愛されたり

愛したり

二次元のキャラクターにあったりしたくありませんか?

ここでは簡単に恋愛したり二次元のキャラクターになることができます。

ただし、今の世界に戻ってくる事はできません。

それでも良いというのならば、下のチェックボックスまで進んでください。



なんだこりゃ。

そう思いつつも、暇だしやってみようかな〜ワンクリック詐欺だとしても何もしなきゃ大丈夫だし。

と思い少しにやけながら下のチェックボックスに進む。


【行きたい世界を書き込んでください。】


…何にしようかな。最近ハマっているものも特にないんだよね。

そう思いつつ、部屋の中を見まわす。

ハリー・ポッターシリーズが本棚の中にあるのを発見した。

…ハマってたし、ハリポタにしよっかな。

そう思ってハリーポッターと書きこむ。

書き込んだ瞬間、下に新たなチェックボックスが現れた。


【どの世代にしますか?】


一瞬で出てきたことに驚きつつ、子世代をチェックする。

そのほかに、いろんな設定をふざけながらもチェックして、もう終わりかな?

と思ったらもう一種類チェックボックスがあることに気づいた。


【オリジナルキャラクターを追加しますか?】


オリキャラか。

それも良いかもしれないな〜可愛い子と仲良くなりたい。

そう思って追加をチェックする。

どうせなら変なキャラとの双子にしちゃおう。

滅多にない例だって!と少し笑いながら、ダドリーダーズリーの双子の妹という設定にした。

ついでに色々設定を追加して、全部を再確認したあとにOKボタンを押した。

何が起こるのかな〜と笑いながら待っていたら。


【すべての設定を完了しました。物語の内容は変えてしまってかまいません。なお、死亡しても私どもは責任をおいませんのでご了承ください。】


「…え?」


死んでも責任とってくれないの?

そう呟こうとしたら意識が薄れてきた。

ガタッと自分の体がイスから落ちる音が聞こえた気がした。




 

[ 19/23 ]

[*prev] [next#]



第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -