ツイ夢 テニプリ 柳
2012/10/12 01:42




降り続く雨に溜め息を漏らす。

天気予報を信頼していた訳ではなかった。

傘だって持ってきていたというのに、壊れたというのは計算ミスだ。

と柳は自分のミスに落胆した。

捨てる訳にもゆかず、手に壊れた傘を持ち、走ろうかと迷っていると、目線より低いところから傘が差し出される。

「どうぞ」

目の前に現れた傘に、というより、目の前に現れた女子に細い目を更に細める。気づかなかった。

どうやら思っていたよりも落ち込んでいるらしい自分自身に苦笑を浮かべる。

「傘、いりませんか?」
「君の傘はいいのか?」
「もう一本ありますから」

そういうと彼女は柳の手に傘を握らせ雨の中かけて行った。


テニプリを好きな方と最近よく会話をしていて、懐かしいなぁと書いてみました。
そういえばテニプリ夢ははじめて書きましたね。
昔リョーマを書こうとしてやめた覚えがあります。

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