長次の幼馴染(女主)途中放棄なのでネタ
2012/01/25 05:22
長次の言葉が全く聞き取れないけれど、なんとなーく表情と雰囲気で察して長次が言葉を発する機会をなくす幼馴染主人公が見たい。
主人公のせいで無口に拍車がかかっていく長次とか見たい。
長次と主人公は問題に思ってないけど、やめてほしいと思われてる。
二人に悪気ないしほんわかしてるから言えない。
↑の部分はツイッター。書いてみたけど途中放棄。そんなにほんわかしなかったorz
幼いころからともにいた、ちっちゃい子がいて、その子は声もちっちゃかった。
ちっちゃすぎて私には何を言っているのか全くわからなくて、何度も聞き返したりして会話をしていた。
その聞き返すという行動が、彼が傷つけるのではないかと幼いながらに思って、表情を見たり、身体の動きを見て、何をしたいのか。何を言いたいのか。
じーっと見つめるとなんとなくわかったから、私と彼の間に言葉はどんどんなくなっていった。
なくても問題はなかった。
というか、彼は雰囲気がころころ変わる。わかりやすい人間だった。
声が小さかっただけで、しゃべっていない訳ではなかったけれど私には聞き取れない大きさだっただけで、彼が言うには実際には言葉はあった。らしい。
私が聞き取れていないので全く持って意味をなさない。無駄なものだ。
どこかの学校に入学した彼は、年々表情は出なくなっていったけれど、若干出てくる表情や、雰囲気で私は彼の言いたいことを察した。
たまにしか会っていないのにわかる私は地味にすごいのではないだろうか。
まぁいい。
そんな一般人の普通の女性である私に対して、いきなり人の家の前に何人も男性がいるとか意味がわからん。声かけていいの?いや、危険じゃない?
家を出て、畑から大根を引っこ抜いてこようと思っていたのに…家の入口には男が二人、と少年一人が立っている。
怪訝そうに首をかしげると、その男達を押しのけて彼が家に入ってきた。
中在家長次
私の幼馴染である。昔はちっちゃかったのに、今は大きく見上げなければ顔がわからない。
男達を押しのけてってことは、あの人たちは長次の知り合い以上なのだろう。そうでなければ追い払っているはずだ。
家に入ってきた長次は、微妙な表情をしている。何があったし。こちらから切り出さないといけないのだろうか。そう思いつつ声をかけた。
「久しぶり、こんな大人数でどうしたの?」
「……」
「ん?なに?なにか言った?」
モソッと小さく声を出したっぽいが、まったくもって聞き取れないので、雰囲気で察する。
…近くに来たので、寄ってみた。ら、ついてきた。たぶんこんな感じだろう。
「へぇーそうなの。わけわかんないね」
「……」
「お土産?ありがとう。ぼおろだったっけ?これからどっかいくの?ああ、なるほどねぇ。お茶飲んでく?ああ、大丈夫。あとで手伝ってくれれば問題ないわ。へぇーああ、今名前聞いたんだけど、きり丸くん?結構働いてるみたいねー疲れたでしょ、上がりなさいな。他の二人もどうぞ」
「へっ?いつ名前聞いたんですか!?」
「今長次が話してたじゃないの。ん?他の二人は潮江さんと、七松さんね。りょーかい」
他の人間に顔を向けたりせずに、長次のほうを見てしゃべる。
だって見てないとわからないんだもの。
正直、今の長次がどんな声をしているのかとか全くわからない。低いことだけはわかるのだけれど、低いうえに声はちっちゃいとか絶対聞き取れないわ。
単に主人公が耳悪いみたいな感じになってしまった。めんどくさがりやだわこの主人公。
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