ツイッターログ お題 数馬？女主
2011/11/20 03:48
ねー弥平、偽悪的な女性とたった一言、言葉を覚えたカラスとの密室での奇妙なお話書いてー。
http://shindanmaker.com/151526 なんて無茶振り・・・
「オツカレサマ」そう呟いてくるカラスに、「ありがとう」と一言返す。
自室に入るといつもいる飛べないカラス。止まったまま動かないこのカラスは私の幻想なのかしら。
鳴き声も出さず、帰ると「オツカレサマ」と言ってくる。
餌もいらない便利な子。私の欲しい言葉だけ覚えて、どういうことなのかしらね。
まわりに居るのはクスクスと笑っている少女達。
中心核は私。
対向線上には睨みつけてくる少年達。
中心にいるのは幼馴染で愛しい子。
けれどこの世界でそんな事は言えないから特別に。
悪質に。
そうすれば私より酷い事をする者は現れない。
私は頂上。あの子は底辺。守るにはこれしかない。
「オツカレサマ」
「おつかれさま！」
そう元気に言ってくれるあの子の笑顔が好きなの。好きなの好きなの。愛おしいの。
「オツカレサマ」
カラスは自室にいる私に言ってくる。
部屋で一人きり。あの子と同じ声色で言われる言葉にすがりついて、明日もまたあの子に酷い言葉を吐くのだろう。
この声にすがる私は醜い生き物ね。
愛しいあの子のイメージは数馬で書いたけど、かなり病んできてるな主人公。くのたま六年イメージ。でもこれ別に落乱じゃなくっても大丈夫な感じに読めるよね。
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