Orijinal | ナノ


眩しいくらいの陽光
それに向かって君は腕を広げた
それはまるで天使のようで
今にも君があの太陽に向かって飛んでいってしまいそうだと思った

思わず僕は君に手を伸ばす
君が僕の腕の中にいると判ったとき
僕はその腕に力を込めた

そうしなければ君は消えてしまうと
あの眩しくも熱い灼熱の太陽のもとに飛んでいき
その熱に焼かれてしまうと
そう思ったから

君を失いたくない
だから僕はそんな僕の思いを嘲笑うかのように輝き続けるあの太陽に
月光のように鋭い視線を向けて睨んだ

彼女は絶対に渡さない














太陽の下で過ごす我ら
2008,4,2



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