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「はあ…腰からケツにかけての筋肉の付き方がたまんねえな。ムチムチだし」
腰の辺りにねっとりと舌を這わせられて、びくりと腰を引く。
その反応も見越していたのか、腰に手を回して、逃げられないようにガッチリと拘束され指が二本に増やされてしまう。
「あ、ああっ、ひ…っ」
「ちょっとーあっくん少しは手加減してあげなよー。泣いてんじゃん」
「うるせぇ。もうちっと解さねえと俺のは入んねえんだよ。甘やかすのはキイチの担当だろ」
「そんなのあっくんと青柳(アオヤギ)がいっつも酷い事しかしないからでしょ!最近変な信者付いちゃって困ってるんだから」
「あー?うるせえ、んなの俺が知るかよ」
ぐちゅぐちゅん…っ
「ッ!?あ、ああっあーっ、」
キイチと呼ばれた少年の言葉に苛だったのか、赤井の指の動きがより一層早くなる。
さっきまでの丁寧な動きと違って、力任せに内壁をかき混ぜられて体が跳ねた。
「あ、あ、あっや、やだっ」
「やだとか言ってちんこビンビンじゃんか。赤井の手マンはそんなに良いかよ」
その通りで、一度も触れられていないはずの性器はぴくぴくと震え、先っぽから先走りがとろりと溢れ出している。
髪を優しく撫でる手と激しく口腔を犯す舌は、腰に回された腕なんかよりも僕を捕まえて離さない。
青柳の長い指に乳首を転がすように撫でられて、熱い吐息と共に喘ぎ声も吐き出した。
痺れてあまり力の入らない手で唇を犯す、僕よりも一回りは小さい目の前の体に縋りついた。
いやいやと小さな子供がするように頭を振り、涙と涎でぐちゃぐちゃの顔を振り乱す。
「あっあっあっ」
絶頂が近いことを知らせるように、つま先にぎゅっと力が込もり、膝がガクガクと震え出した。
嫌だ
もっと
やめて
足りない
怖い
「もっ、やだ…っ、、」
たすけて
「イけよ」
「やっあっあっ、んやあぁああ――ッ!」
僕は元々白い肌を紅潮させ体を思いっきり仰け反らせた。
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