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「ひ、いやだ…っ、ぬ、抜いてっ」

「本当に抜いていいの?」

「ホント、っ…も、それっ、んんっ」


こんな僕だけどお尻はまだ処女だ。

そりゃありとあらゆる道具やプレイを試されたからお尻の穴で得られる快感は覚えてるし、そこをいじられれば意識が飛ぶほど良いっていうのも知ってる。

だからこそ触れるか触れないかで動き続ける理事長のやり方は拷問に等しかった。


「ね、前立腺てどこにあるの?男とシた事ないからわかんないんだよね。教えてよ」

「ゃっ…しら、なっ、」


長い指で何かを探すような動きで内壁をぐにぐにと押しながら甘えるみたいに囁く理事長の低くて良く通る声はまるで毒みたいに僕の耳を犯していく。

肝心な所には触れられないまましつこくそこばかりイジられて仕舞いには2本どころか軽く3本も入った。


本当は痛みなんかもう感じない。

早く指を抜いて貰わないと、腰を振ってねだってしまいそうだ。

何かを探すように内壁を蠢く指が、良いところを僅かに掠めた。
理事長の低くて良く通る声はまるで毒みたいに鼓膜の中に染み込んでいく。


「ねぇ、誰にこんな体にされちゃったの?君の中、期待しすぎてひくひくしてるよ」


理事長が顔をのぞき込むように上体を傾け、息がかかるくらいの距離で不敵に微笑んだ。
その瞬間、強烈な刺激が体を突き抜けた。


「ひっ、ーーっ!」


櫛形に曲げられた指が正確に捉えた場所から与えられた快感は、さっきまでの生温いそれとは比べものにならなくて、僕はまんまと性器から白い液体を滴らせたのだった。


「はは、可愛いー。気持ち良かった?って、聞こえてないか」


脱力して何も抵抗できない僕を無視して、事もあろうに理事長は準備万端よろしくヒクヒクと痙攣を繰り返すそこに、ぬるりとした生暖かい物を当てた。


「ーーやめ」


その生温いそれが何かをようやく理解したその時、理事長の背後で巨大な爆発音がした。
扉そのものが砕かれてしまったかと思うのような轟音。



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