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あの他人には興味ありませんオーラ全開の神原さんとシズちゃん。意外すぎる組み合わせ
俺が話しかけても生返事ばかりだった神原さんと、俺の大嫌いなシズちゃんが仲良く喋ってる…?
(…なんか腹立つ)
まるで俺がシズちゃんに劣ってるみたいじゃない。化け物に俺が劣るなんてそんなことあるわけない
それに神原さんに先に目をつけていたのは俺なんだ。
二人が校舎内に入っていくのを見た後俺は屋上から出て、教室に向かうことにした
教室にいけば隣の席である神原さんに話しかけることなんてすぐに出来るから。
絶対シズちゃんなんかよりもずっと神原さんに近付いてやる!
ガラッと勢いよく教室の扉を開いて神原さんを探す。だけど神原さんの席には彼女の鞄がおいてあるだけで、神原自身の姿は見当たらない
「ちょっと新羅」
ちょうど近くにいた新羅の首根っこを掴んで、神原さんのことを問えば、「鞄を置いてどこかに行った。」と言う
(神原さんの性格からして…)
考えてみれば答えは簡単に導き出せた。授業中いつも寝ている神原さんのことだ、いないとなればサボりに行ったんだろう
そうなれば彼女はきっと屋上のような場所を好むだろう
そうして俺は再び屋上へと逆戻りをするはめになった。
「…いた」
再び屋上へと辿り着いた俺が見つけたのは、夢の世界へと飛び立った後の神原さんだった
起こさないように注意をしながら近付いてみると、小さくだけれど寝息が漏れていた
「口、ちょっとだけ開いてる」
隣で彼女がいくら寝てばかりでも流石にこんな近くで寝顔を見たことなんてない。好奇心でもう少し近付いて神原さんを観察してみることにした
(うわ、肌白…、睫毛も結構長いんだ…)
思っていたよりも整っていた顔。眠そうにしてばかりいないで、笑えば可愛いんじゃないかな
…写メ撮っちゃおうかな
出来心で神原さんの寝顔を一枚パシャリ
フラッシュと音で起きちゃったかな、と思って神原さんの様子を見てみても相変わらずぐっすり眠っていた
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