「まず自己紹介でもしようかな。俺は折原臨也」
『日向ほとりです。』
「うん、俺を見て」
『すみません』
私が興味あるのがプリンだけで。
脳内プリン一色で。「じゃあ、はい」そんな一言と共に目の前にプリンさんが突如降臨なすった
きっとそれからプリンをとって蓋を開けて常備しているスプーンで麗しきプリンをのせて口に運ぶまでの時間は今までで最高速度だったと思う。
『お、…いしいっ』
流石有名店。いいもん使ってんねぇ!!手間暇と愛を感じるよ…!感動のあまり涙が溢れてきたよ…!
「…美味しい?」
『美味しいです…』
ずっと前から静雄さんと「食べてみたいなー」って言ったんだよな…。静雄さんごめんなさい先に頂いちゃいました。至福過ぎる…
「ねぇ、ほとりちゃん」
『なんですか?』
プリンくれた人だからいきなり名前呼びうぜぇとか思わないよ。プリンなかったら訴えるくらいだから大丈夫だけどね☆
プリンをもぐもぐしながら、目の前の確かに黒髪イケメンさんの話を聞く。ショタコ言ってたけど確かにこの方イケメンね。
「ほとりちゃんてさ、シズちゃんと友達なんだよね」
『シズちゃん、とは静雄さんですか?』
「うん、そうだよ」
『友達、ですねー』
しっかしこのプリン美味すぎる。
「じゃあさ、俺とも友達になってくれる?」
『別に構いませんけど…』
「じゃあ、はい。これ連絡先ね。いつでも連絡頂戴?」
え、なにこれキャバクラ?とか思ったけど一応連絡先の書かれた紙を受けとった。
「じゃあ待ったねー」
そして手を振りながら去っていった黒髪イケメンさん。
…あの人何しに来たんだろ?
まぁプリンくれたからいいや。
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