まだ、切りたくない
《―でね、跡部が――だったんだC〜》
『へぇ、相変わらず跡部は芥川に甘いんだね』
《そんなことないC〜》
『いやいや跡部は芥川大っ好きでしょ。親子愛的な感じで』
《えー。俺は跡部よりも神原に甘やかされたいんだけどー》
『それは無理な話だよ。私、跡部に怒られるの嫌だし』
《やだー。俺は神原がいいのー》
『考えとく。それじゃあもう遅いし、また明日ね』
《……》
『?芥川?』
《やだ》
『はっ?』
《まだ、切りたくない。神原と話してたい》
『…仕方ないなぁ』
《ありがとー!流石神原だCー!》
『はいはい。』
大っ好きなおまえと電話できるこの時間が俺にとって、なによりも幸せなこと!
なんだかんだで俺のワガママを聞いてくれるおまえが、俺と同じように思ってくれてたらうれしーな!
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