温泉旅行裏計画




カタカタ、とパソコンを弄ぶ。今の時間は午前2時。


「やっと、見つけた」


画面に表示される、画像と文章に俺は一人口角を吊り上げた


***


「菜音、」

「なに?」


ソファーに座りながら、のんびりとテレビを見ている菜音の傍に近付く。

あぁ、顔がにやけてないか心配だ。


「あのさ、一緒に温泉でも行かない?」

「…温泉?」


じーっと、俺を怪しむような視線を向けてくる菜音。

…駄目だって!菜音は気付いてないだろうけど、座ってる菜音と立っている俺では、必然的に菜音に上目遣いで見られているようになる

このまま、部屋に連れていって一発…、でもいいんだけどあとで絶対に怒られるから止めておこう

考えてることがバレないように、にっこりと微笑めば菜音はふぅ、と息を吐いた

なんかエロいね。


「ん、別にいいよ」

「本当に?」


意外にあっさりと返事が来たことに驚く。

菜音は、ぽすりとソファーの背もたれに倒れ込んで呟いた


「私、温泉好きだから。」


さぁ!行くのが楽しみだ!!


―温泉旅行裏計画

(温泉では、むふふふ…)


臨也が迷子。
この話はこんな感じの臨也が通常になります。

20120127



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