私はあの日から森山に関わるのを出来るだけ避けるようになっていた。

こんな気持ちを持ちながら森山の傍にいるなんて彼女さんに失礼だと思うから。

ちょうどあの日の翌日に席替えがあって、森山と席が遠くなったのには正直助かっていた。

席が遠くなれば話す頻度はそれなりに減るのだから。

休み時間に教室には出来るだけいないようにして、部活の話を装って他のクラスの教室に行った

1週間程たつと、私と森山は一切会話をすることはなくなっていた。1週間前は飽きるくらい毎日話していたのに。でもこれでいい。

そんなことを始めて2週間たったころだった。


森山が私を呼び出したのは。


《放課後、屋上。
大切な話がある。
必ず来てくれ。
来るまで待ってる。
森山》



20121016






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