夏目くんの場合



『おい、夏目』

「…?あぁ白銀か、どうしたんだ?」

『お前にいんたびゅーとやらをしに来たんだ。嘘偽りなく答えろよ』

「わかった」



***


Q1.菜音の第一印象は


『さぁ、答えろ』

「第一印象って、菜音が生まれたときのことはあまり覚えていないんだけど…」

『…そうか。じゃあ適当に言えばいい。』
(…当たり前だろう、覚えているなんて有り得ない)

「適当って、…うーん、とにかく大切な妹、かな」

『それは第一印象なのか?』

「適当に言えって言ったのは白銀だろ」

『人のせいにするな』



Q2.今の印象は?


「今?そうだな…、おれよりもずっとしっかりして頼りになる、とかかな。でも結構危なっかしとこあるからな菜音は…うーん、何かあっても頼らないし心配なんだよな…しっかりして頼れるけど、あぁでもな…」

『…つまり頼りになるけど危なっかしいでいいか』

「それはなんか違うような気がするんだよな…」

『面倒な』

「…大切なんだよ、すごく」

『知っておるわ、そのくらい』


Q3.菜音のことは好きですか、またそれは恋愛感情ですか?


「…菜音は妹だからそういうのは……」

『ほう?じゃあ妹でなかったらころっと惚れていると言うわけか』

「なっ!?そんな…!」

『まぁ、答えは好き、でいいと言うことだな』

「だから、その、」

『否定するのか?では、菜音がどこに嫁に行こうがどうでもよいということか』

「!菜音は嫁になんて行かせないからな!!あと話が飛びすぎだ!」

『お前は菜音の父か』

「父…?それはちょっと遠すぎて駄目だよ……」

『遠すぎる、とな?どういう意味だ?』

「っ!!なんでもない!」

『素直になれば良いものを…』

「余計なお世話だ!」


Q4.菜音と何がしたい?


「菜音と?そうだな…、どこか静かなところで2人でのんびり話でもしていたい」

『普通だな』

「悪かったな。普通で」


Q5.菜音に一言


「いつもありがとう。でも、たまには頼ってくれよ、あと……これからもずっと一緒にいような」

『…恥ずかしい奴め』

「〜っ!うるさい、余計なお世話だ!」





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