ぐぅぅ…、と腹が切ない音を発した。
結局あのあとは鬼ごっこ。ひたすら残夏から逃げまくった。身の危険を激しく感じたから
最終的に双熾に助けを求めたら、あっという間に解決。本当に双熾さまさまだ。
それで今は俺と双熾と残夏で昼飯食いにラウンジに向かっている途中。
「皆で仲良くお昼ご飯。楽しいねー」
「そうですね。」
無駄にテンション高い残夏をさらりと受け流す双熾。流石です。
「今日は何食おうかなー」
「ボクは朔也と同じにするねー」
「自分で決めろよ。」
「えー、ボクは朔也と一緒がいいんだもん」
「可愛くねぇよ」
朔也酷い。でもそこがいい、とかなんとか言い始めた残夏をスルーして隣を歩く双熾を見上げる
…身長差があるんだよ畜生。
「双熾は何するんだ?」
「そうですね…」
双熾は少し考え込むような仕草を見せたあと、にこりと笑って言った
「朔也さんと同じもの、にしましょうか」
「お前までやめてくれ」
そういうのは残夏だけで十分だとため息を吐けば、双熾は愉しそうに微笑んだ
こんのドS野郎が