「…あー、つっかれた……」
ちゃぷり、俺は疲れきった体をぬるめの湯に沈めた。あぁ、やっと今日が終わる。
朝早く起こされ、昼寝は邪魔され、俺の中で何よりも大事な睡眠が全くとれなかったために俺のだるさはピークだ。このまま寝れそうな気さえするくらいだ
縁に背中を預け目を瞑っていると、ちゃぷりと湯が揺れた
「朔也随分疲れてんじゃん。どーしたの、お疲れさん」
「んー、連勝か…。お疲れ〜」
連勝が動くたびに揺れるお湯の波に体を任せると、これが揺れる揺れる。水ってすげーなぁ
波がおさまったとき、連勝が俺の隣に来ていたことに気づいた。眠そうに大あくびしている
「あー、眠い…」
「俺も眠い。だか風呂で寝るとヤバい」
「そうなんだよねー」
ぼんやりと照明の光で明るい天井を眺めてみる。何にもなかった
「朔也」
「んー?」
「背中流してやろうか?」
「頼むわ」
「おー」