ぱらぱらー、と適当に雑誌を流し読みしていく。理由?暇だからだよ

ふと、目に止まったそのページには『どきどき愛しの相手との相性診断』なるものが載っていた

…暇潰しになるだろうしやってみようかな

自分と臨也のタイプを調べていざ診断!


「…うわーお」


思わずもれる声。
これは無いでしょうよ。


「どうかしたの、菜音。変な声出して」


今までチャットに勤しんでいた臨也が私の声を聞いて近寄ってきた。

自分が見ていた診断結果の場所を指差して臨也に見せると、臨也も「うわぁ」と言いながらその綺麗な顔を歪めた


「相性99%ってまた微妙だね…」

「些細な喧嘩で別れる可能性大だってさ。」

「…」


ちなみに静雄と私の相性100%ー、の報告をすると臨也はさっきよりも酷く顔を歪めた


「なにそれ。有り得ないんだけど」


ぷくー、と頬を膨らませて拗ねモードに突入臨也。

宥めるのが結構面倒くさいんだよね、これが


「まぁまぁ、臨也。こんな結果当てになら無いって。臨也と私の相性はこんなんではかれないでしょ?」

「確かにそうだけど…、シズちゃんに負けてるとか不愉快すぎる」

「大丈夫だって、私が好きなのは臨也だけだからさー?」

「…!菜音好き!愛してる」


がばっと飛び付いてくる臨也。この子頭良いけど案外単純なんだよねー

ぐりぐりとさらさらの黒髪を撫でながら、相性診断はもう見ないと決めた


―相性診断

僕らはいつだって相性100%!