ぼろぼろ、ぼろぼろ

可笑しいくらいに溢れ出す

勝手に嫉妬して、勝手に出てきたのは私なのに


「…っ、…ふ、…」


あまりも絵になるから、私なんかよりもずっとお似合いなように見えたから

ぎゅっと心臓が締め付けられて、呼吸が出来なくなって、頭の中がぐちゃぐちゃになって…

気付いたら叫んでた"大嫌い"って。

そのまま飛び出して行くあてもなく走り出す

走って、走って、走って…、立ち止まった瞬間に溢れ出してくる涙

馬鹿みたいに溢れ出す

そんな私と反対に綺麗に澄み渡る青い空

それがなんだか悔しくて、私は大声を上げて泣いた


―青空に叫ぶ

早く晴れろ私の心。
泣き叫べ青い空