※森川の扱い酷い・夢主口悪い




「やっぱり俺様は最強ファイターだな!」
『うるさい。黙ってなよ雑兵以下が』


ドヤァ、そんな効果音がつきそうな勢いで調子に乗った言葉を吐いた森川に、ミナトは辛辣な言葉を浴びせた


「んだと!俺様が雑兵以下なわけあるか!」
『うるさいって言ってるんだけど。尻頭』
「なっ…!?」


アイチにべっとりと引っ付きながらミナトは森川を蔑むように見る

ミナトがこんなに森川に対して暴言を吐くのには、とある原因があった

それはついさっきのこと。アイチと三和がファイトをしており、ミナトはそれを色んな意味で楽しみつつ観戦していた

そこに森川が意味のわからないことをいいながら乱入してきたことにより、ミナトの怒りスイッチ(弱)が入ってしまったのだ


「ぐぬぬ…!そこまで言われちゃ引き下がれねぇ!!俺様の華麗なファイトでおまえをけちょんけちょんにしてやる!」
『出来るもんならやってみなよ。雑兵以下の尻頭野郎が』


まさに売り言葉に買い言葉。

それを聞いていたアイチやカムイは驚いた


「ミナトさん、ファイト出来るんですか!?」
「オレたちミナトさんがファイトやってるのみたことねぇよ!!」


焦るアイチたちに三和は笑いながら言った


「大丈夫だって。ミナトは櫂の彼女だぜ?」
「それ関係あるのか?」


アイチたちが不安を抱くのよそにファイトは始まった。

ミナトは自分のデッキを持っていないので、近くにいた櫂からデッキを借りてファイトに臨んだ


―十分後


「うおおおお!?俺様が負けるなんて…!なんて運がないんだ…!」


結果はミナトの勝利。

森川はミナトにダメージをひとつも与えられないまま敗けた。


「ミナトさん、すごい…!」
「だから言ったしょ?大丈夫だって」


けらけらと笑う三和の横。ミナトは櫂にデッキを返しに行った


「ありがとう、櫂」
「あぁ」
「櫂のデッキやっぱりすごく好き」
「…そうか」


ほのぼのとし始めたミナトと櫂に三和は苦笑いを浮かべながら、三和はアイチたちに言った


「ミナト、櫂からファイトの仕方教えてもらってんだよ。」
「そ、そうなんですか!?」
「まぁ、見てるのが好きだからって滅多にやらないけどな」


櫂並に鬼強なのに勿体無いんだよなー。けらけらと笑う三和に、アイチたちは目を見開いてミナトを見つめた


『?』


だけれど意味がわからないらしく、ミナトはきょとんとしたあと笑った




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