▼祝福と打ち上げ
「菜乃ちゃん、赤司くんおめでとう!」
「赤ちん、なのちん、おめでとー!」
「なのっちぃぃぃぃい!」
皆からのお祝いのの言葉に、一気に恥ずかしさやら、嬉しいやら、照れやらが一気に襲いかかってくる
赤司くんに両想いになったあの場面は皆にしっかりと見られていたこともあって、私は皆の顔を見れないまま『ありがとう』と呟いた。
「よかったですね赤司くん。」
「あぁ。」
そして隣に立って、ぎゅっと手を握って来る赤司くんの可愛いことと言ったら、本当につらい。赤司くん、可愛すぎてつらい
ちら、と赤司くんの顔を見上げると赤司くんは繋いでない方の手で、私の頭を撫でた。
赤司くんのなでなでは気持ちいいけど、今の私にはちょっと刺激が強い、ばっくばく言ってるもん。心臓が。
そんな私たちを見て何を思ったのか、さっちゃんは可愛らしくポニーテールを揺らして言った
「2人がくっついた記念と、全国制覇を祝して打ち上げやろうよっ!」
「桃っちナイスっス!」
「打ち上げ…?お菓子いっぱい食えそう…、わーい」
そこに一番に賛成するのは黄瀬くんで、むーくんもお菓子に釣られ、いまもはやお菓子目的で賛成の声を上げる
「ミドチンも大ちゃんも!強制参加だからね!…テ、テツくんはもちろん来てくれるよね…?」
「はい。行きます。赤司くんと白月さんのお祝いですからね」
「っしゃあ!じゃあ早速準備するっスよ〜!」
「そうだね!」
楽しそうに計画をたて始める皆の姿(嫌々だけと緑間くんも青峰くんも参加してる)に頬がだらしなく緩んでいくのを感じる
「白月さん」
『なに、赤司くん?』
「楽しみだね」
『…うん!』
優しく笑う赤司くんの手のひらを、ぎゅっと握りしめた。
(祝福と打ち上げ)
20120919
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