▼マネージャーのお仕事



「白月さん、今日の放課後空いてる?」
『空いてるよ。いつでも暇だからねー』


睡眠学習と言う名の居眠りから目覚めたばかりのぼんやりする目を擦りながら、赤司くんへ返事をする。眠い、眠いよ…


「じゃあさ、1日臨時マネージャー頼んでもいいかな?」
『マネージャー…?私でいいなら』
「助かるよ。ありがとう」


そして放課後、一緒に体育館行こうか。赤司くんのそのお誘いにのった。






「なのっち、今日マネージャーやってくれるんスか!?」
「わーい、なのちんだー」


練習前、赤司くんが一軍の皆に今日私が臨時マネージャーをやることを伝えると、むーくんと黄瀬くんが嬉しそうに寄ってきた。どうしようかわいい


『よくわかんないけど、頑張るね』
「お前馬鹿だからキツいんじゃねぇか。」
『アホ峰に言われたくないよ』
「正論だな」


2人の頭を撫でながら、人のことを馬鹿にしたアホ峰に言い返してやれば緑間くんが賛同してくれた。アホ峰ざまぁである


「白月さん、よろしくお願いします」
『こちらこそ、ご迷惑かけないよう頑張りますのでよろしくお願いします』


いつのまにやら目の前に立っていた黒子くんに、若干驚きつつも挨拶をかわす。…黒子くんとさっちゃん。いいと思う


「じゃあ、練習始めるぞ。涼太、敦。さっさと白月さんから離れろ」
「「はーい(っス)」」
「白月さん、わからないことがあったら、俺が桃井に聞いてくれ」
『わかった』


練習頑張って、と赤司くんに手を振ると、赤司くんはすごく綺麗に笑って、私の頭を軽くぽんぽんと撫でていった。うっかりときめいた。反則だ

なんだか顔がいつもより熱い気がする。いや、気のせい、気のせいだ

頭をぶんぶんと強く振ってから、マネージャーの仕事をするために私は動き出した


(マネージャーのお仕事)
20120909



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